「 Atom IDE 」は、 Facebook社 と Github社 が共同で開発した Atom エディタの IDE パッケージです。「 Atom IDE 」パッケージをインストールすれば、Atom エディタを IDE として利用することが可能となります。
Contents
Atom IDE
元々 Facebook社は、Nuclide という Atom エディタ用の IDE を開発していましたが、多くの機能を備えている Nuclide から機能を分離させて、必要な機能を取り入れることで軽量に IDE 機能を使うことが出来るようです。
インストール
Atom IDE のユーザーインターフェイスと、使用したい IDE 言語パッケージをインストールします。
今回は PHP 用の IDE として導入します。
- atom-ide-ui パッケージ
- ide-php パッケージ(PHP 7 ランタイムが必要)
- php 7
Atom パッケージ
Atom エディタのメニューから settings を開きます。
1 |
file > settings |
settings の 左メニューから install を選択
packages の検索ボックスに「 atom-ide-ui 」または「 ide-php 」と入力して検索します。
検索結果に表示される各種パッケージの Install ボタンをクリックします。
ide-php プラグインの Settings で PHP Path へ ダウンロードした PHP へのパスをセットします。
PHP
こちらからダウンロードします。
使い方
主な機能として下記が挙げられています。
- auto-completion
- outline view
- go to
- find all
- diagnostics
- hover-to-reveal
- formatting
auto-completion
タイピング中に補完候補が表示されます。
outline view
メニューバーの View -> Toggle Outline で表示できます。
go to
Ctrl + クリックでジャンプできます。
diagnostics
診断でエラーがあると、ラインナンバーの左と左下をクリックすることでソースエディタの下に診断ドックを表示できます。
下記からドキュメントを確認できます。
atom-ide-ui / docs・facebook-atom / atom-ide-ui・GitHub
まとめ
かなり軽量でサクサクに動作します。エディタのように軽く、IDEの多くの機能は必要無く基本機能は欲しい場合におすすめです。
参考
Introducing Atom IDE UI | Nuclide